〈金融車を購入する時に気をつける事。〉
金融車というと聞きなじみのない言葉かもしれませんが、大きくは車を購入した時のローンが残っているままの車の事を呼びます。
メリットとしては、同じ型の中古車と比べても五割から六割程度の安い価格で購入できる点があげられます。
なので本来なら手が出ないような高級車も比較的安い値段になっている事が多く、手が届きやすくなっています。
一方で購入する時の注意点としては、自動車税の納税がどうなっているか、ということです。
金融車の中には法律の改正や、様々な事情で長い期間自動車税を滞納している車もなくはありません。
そんな車を購入して次に車検をとろうとした時には、滞納している税金を支払わなくてはいけません。
それがもし五年分だとすると、車種によっては50万以上かかる可能性もでてきます。
なので購入を検討する時は、後で思わぬ出費に慌てないためにも、車の値段とともに自動車税の滞納額も確認しておくことが大切です。
金融車両というのは どういう状態のものか説明します。
この車両はローン中の物ですが、こういう状態の車でも売買ができるのです。
車両をローンで買い入れた場合、車の検査証へ記載される所有者の名称はディーラー・ローンの信販会社となります。
使用者の欄へ書き込まれる名称は、車を買い入れた人の名前となるのです。
ローンの返済が終了したならば所有者を変更することができるので、その時は名義変更ができるということとなります。
ローンが済んでなくて所有者が他人名義であるにもかかわらず、なぜ売買ができるのか、それは法的束縛が無いからなのです。
車は、使用者がどんな使い方をしても良いようになってます。
だから、自分で運転しようが売り払ってしまおうが、自由にできるということなのです。
尚、販売されてる金融車両は市場価格の半値で売られてる場合も多くなります。